三宅島には、古代にも遡り得る 文化財や芸能が のこっています

神社に深く関わるものを ご紹介いたします

※詳しくお知りになりたい方は、リンク集をご覧ください。本ページも随時更新して参ります。



文化財


<東京都指定 無形民俗文化財>

・富賀神社の巡り神輿 ※1

・御笏神社の神事

・御祭神社の神事

・三宅島の歌と踊り

 

<東京都指定 有形文化財>

・銅鏡(后神社、二宮神社、御笏神社)※2

・木造楽面(御祭神社)※2

・銅製鍍金銚子、銅製提子、陶製黒釉瓶子(御笏神社)※2

・三宅島民政資料(古文書) 

 

<東京都指定 史跡>

・三宅島役所 ※2

 

<東京都天然記念物>

・ビャクシン(御笏神社)※2

・三宅島椎取神社の樹叢と溶岩流

 

<三宅村指定文化財>

・御笏神社御刀

・坪田観音

 

※1「三宅島郷土資料館」一階にて、記録映像の放映と、以前に用いた神輿の展示があります(常設・無料)。

※2 毎年 文化の日前後に「三宅島役所跡」にて、文化財特別公開があります(東京都教育委員会「東京文化財ウィーク」の事業)。



芸能・神楽


・木遣り太鼓(きやりだいこ)

「神着木遣り太鼓」は、労働歌であった木遣り歌に太鼓を合わせたもので、牛頭天王祭や富賀神社大祭の御神輿を先導します。「神着郷土芸能保存会」が中心となって 子どもから大人までが年間を通じて稽古しており、御笏神社の大祭や元旦祭でも奉納されます。

神着以外の地区にも各々に独自の木遣りや太鼓、お囃子があります。

三宅島の芸能の中では、現在最も盛んで、神着だけでなく他の地区のひとや支庁や学校へ赴任しているひと、保育園児から大人までが、週1回の練習に参加しています。年度末、異動で離島する方々のお見送りなどにも、桟橋で木遣り太鼓が響きます。

(令和四年御笏神社元旦祭のようす→外部サイトへ移動します

・獅子舞

各地区の 初午祭 と、富賀神社大祭の 御神輿巡行 の際に 行われます。伊ケ谷地区では 特にさかんです。地区ごとに異なった獅子舞がみられます。

(初午のようす→外部サイトへ移動します

・神楽

大祭の式典の中で奉納される、太鼓と歌と巫女舞があります。神楽歌は、伊豆諸島の神話の世界を謡った、古くから伝わるものです。

神職(社人)一名が太鼓と歌を奏でるのに合わせ、巫女一名が鈴を鳴らしながらゆっくりと回転します。

かつてはいくつもの神楽や神歌がありましたが、現在は奉納しているのは「小神楽(しょうかぐら)」です。

(東京七島新聞に掲載されました→外部サイトへ移動します

・「神鍋(かんなべ)舞」「剣舞」「相撲舞」「簓(ささら)舞」

御笏神社大祭で行われる、「御笏神社の神事」として東京都文化財に指定されている神事芸能です。古い舞が 断片化 したものと思われる素朴な芸能です。現在、復興に向け稽古をしています。

・手踊り(神着の歌と踊り)

かつて、正月と盆の決まった日に 祖霊社などの前で、女性たちが輪になり扇をもって踊っていました。御笏神社大祭の日に踊ったこともあるそうです。東京都指定文化財「三宅島の歌と踊り」に含まれ、平成十二年噴火前まで行われていましたが、現在は復興に向け努力している状況です。令和五年五月から、「神着郷土芸能保存会  踊りの部」の稽古が再開しています。